手のひらと爪
昨日の日記。
少し憂鬱な日だったが、それほど悪いことは起きなかった。原稿を色分けして、時間がかかりそうなページを優先して作業した。呼吸浅め。腰痛あり。
手のひらに持病があって、季節により皮がボロボロになる。人にびっくりされるが、見た目ほど苦労はしていない。発汗があるので、人と手を繋ぐとなると申し訳なくはなるが⋯
夜、ポットの前にいると、小さい妹が「いいなあ。爪の形綺麗で」と言って、手の甲を私と並べてきた。妹は、手が小さくてピアノに指が届かないことや、爪の形が綺麗じゃないことをよく口にする。
私は彼女の手を裏返して、手のひらが綺麗であることを褒めた。私も羨ましいことがあるから、みんな平等なんだよと言うと、「まあでも私爪の形そんなに汚くないわ」と言って去っていった。分かっているのかこやつは?
夕食のとき、妹が手のひらを前に出しているのを正面から見て、私からは彼女が気にする爪の形は見えなかった。もし私も手を出したら、彼女からはボロボロの手のひらだけが見えて、私の爪の形は見えないことだろう。
人って一長一短あるよね、と思った。
