ポロポロ・ロード
また気分の高波が来ていて、焦り・衝動が強く出ている。午前中に少し大胆な行動をしてしまい反省。午後、カフェで仕事中も落ち込んでいたが、店員さんとは笑顔で会話でき自信を少しだけ取り戻す。
帰り道、自転車を押しながら、今に意識を向けるようにした。道路の白線の剥げて縞になっているのをただただ眺めた。幾分良くなったが落ち着けることはなかった。
寄り道をたくさんして、夕方になり観念して家に帰ろうと思った。こんなに精神が乱れるのは社会的に孤独だからだ、ヨガ教室に通ってみようか?とヨガのお店の前を通って帰ることにした。すごく寂しい気持ちだった。何気なく振り返ると、見慣れた車のナンバープレートが視界に入る。母が車から手を振っていた。
あれ、何で?と思ってるうちに母は駐車するべく視界から消えてしまった。買い物にでも来たんだろう。今度こそヨガ教室を見て帰ろうとすると、視界の隅っこのカフェのガラスをコンコン叩く音が聞こえる。私はあまり人をジロジロ見ないようにしてるのだが、何回もコンコン言うのでさすがにチラ見すると、下の妹がニコニコして店の中から手を振っていた。横には学校の友達がいた。二人で勉強してたらしい。
そのうち母も歩いてきた。少し話して別れ、私も帰るべく妹に手を振る。横の友達にも手を振ると、気恥ずかしそうに笑ってくれた。
ヨガ教室なんかほとんど見ないで帰った。自転車を押しながら、ぽろぽろ泣いていた。どうして神様は、私が一人歩いている時に自分に笑顔を向けてくれる人に出会わせてくださったのか。
私はこの道を覚えている。うつ病のどん底にいた時、家にいられずこの道を歩いた。何も期待せず彷徨っていたとき、私は心の中で「なぜこんな辛い目にあうのですか」と言った。その時、大きなものに包まれた。慰めの言葉を聞いたのだ。ひどく苦しい時期だったから、絶対に自分の声じゃない。
まあ信じてもらえなくてもいい。そうか。そうか…。何を始めなくてもいいのかもしれない。そして何をも捨てなくてもいいのかもしれない。
冷やし中華を作ってテレビを見た後、夜また泣いた。
