雑誌を読んで地に足ついた

香港の友達と妹と、お寿司を食べたりショッピングをした。青空の下、チカチカする信号を走りながら渡り終え、ふうと横断歩道を渡っていると、おじいさんがすれ違いざま「こんにちは!」と挨拶した。気分が良かったので、私も「こんにちは」と挨拶した。平和な若者達に見えたのだろうか。あははと笑いあった。のどかで、孤独ではなく、悩みを吸い取るように抜けていく晴天だった。

歯医者に行った。スーパーでバナナを買った。いつものバナナがひと房に4本しかなかった。横を見るとひと房5本のがあったのでそちらにした。豆乳が普段より安かったので買いだめした。

ふと、雑誌コーナーに立ち寄った。この時までカートを使わずに豆乳が3本入ったカゴを片手で持っているのに気づかず、重いと思いながら立っていた。でもそんなことはどうでも良い。雑誌って久しく読んでいないな。

ファッション誌をカゴに入れた。さらに花とゆめもカゴに。肩が許容範囲を超えていたが、今カートを取りに行ったら万引きだと思われてしまう。会計。

帰ってから花とゆめ今月号を読んで、楽しい気持ちでいっぱいになった。友藤結先生の読切「君を呪わば」が素晴らしい完成度だった。私は子どもの頃、めちゃモテ委員長やジュエルペットや姫ギャルパラダイスや夢色パティシエールに憧れていたのだが、雑誌を買うお金や発想が無かったので、友達の家に行った時に読むくらいだった。しかし、大人になった今、毎週雑誌を買ってもいいんだ。ひとときの安らぎをありがとう。

夜、部屋の模様替えをした。雑誌に夢中になれる時間があって、現実に生きている感覚が戻ってきた。

明日はやっと動き出せそうだ。バリバリ目の前の仕事をするぞ。